早朝 の 訪問者


   旦那しゃまぁ 〜〜 あ!。



   どうした、日曜日のこんな朝早くから?。



   旦那しゃま!、お逃げくだしゃい!。


   警察でしゅ!。



   に、逃げろっていっても、ここは3階だぞ!?。



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   こんなこともあろうかと、
   ベランダの掃除用具入れには ロープ と ビレイ・デバイス が用意してありましゅ!。


   ボクが時間を稼ぎましゅから、今のうちに!。



   し、しかし、なんで警察が!?



   きっと、旦那しゃまに恨みがある奴らの誰かが
   密告こんだに違いありましぇん!。


   さぁ!、急いでっ!。


   ツェルト と 必要最小限のモノ *1 は、このバッグに!。



   で、でも、なんで逃げなきゃならないんだ?。



   数日前に、この近くで殺人事件があったしょうでしゅ。


   その聞き込み捜査だしょうでしゅ。


   その日のその時間、旦那しゃまは会社に行っておられて、
   アリバイがありましぇん!。


   真犯人が捕まるまでの辛抱でしゅから!、
   しゃぁ、お早くっ!。



   くっ、くまくまぁ 〜〜〜〜〜 っ!。



   御武運を …… (-人-) 。




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