『 話せば、かわる 』 のなら、話す価値すらない




  第7話 襲撃


    ファウストは、メフィスト・フェレスに心を売って明日を得た。
      マクベスは、三人の魔女の予言にのって、地獄に落ちた。


    キリコは素体に、己の運命を占う。


    ここ、ウドの街で明日を買うのに必要なのは、ヂヂリウムと少々の危険。


      次回  「 取引 」 。


    ウドの商売には死の臭い。




営業部門から、


「 この顧客側のシステムである ファウスト 「 端末 」 を、
  社内に設置できるかどうか …… が
  この商談契約の成否のカギ 」


なる報告書が回って来る。


σ(-_-) に言わせれば、
社内に顧客側端末を設置するには、商談成立している前提が必要で、
完全に本末転倒ではないか (大笑)ということと、
その 『 ファウスト 端末 』が、報告書に添付された資料を
どう読んても 『 WEB−EDI 』としか思えない事。、


あんた、本当にわかっているの? …… というか、
 あんた、【 倫理削除 】 *1


ファウスト端末 ( なんて気取っているけど、)
  (所詮は、) WEB−EDIですよね?」

「IDとPWD、そしてサンプルデータ登録」

ということを、 σ(-_-) なりのプレゼン資料と論調で、丁寧に顧客(候補)側にお伝えすると、


弊社側担当営業には伝わらなかったようだが、
先方には正しく伝わったらしく、






*1: アスカの定番セリフ