kiratei2000-04-07

五島プラネタリウムが2001.3.31で閉館?!

 私の安らぎの場である五島プラネタリウムが来年3月で閉館となるのを知る。

ああ、あの壁に描かれた東京の懐かしい背景はもう見えなくなるのか?。カールツァイス(←最後のスで息を抜いてください。) のプラネタリウム機械はもう見れなくなる……。

 あの星空が流れるとき(時間を進めるとき) 銀河英雄伝説のラインハルトになって戦艦ブリュンヒルトの艦橋に居るような気分にはもう浸れないのか?。

 あの星空を眺めながら、恋人といちゃつく……ぢゃなく、ヨーグルト飲料を飲む(現在は、飲食禁止だが、その前は館内に自動販売機があって、各種飲料を持ち込めた)ことはできないのか?。

 1年早いが、「五島プラネタリウムよ……、ありがとう……。」

                                                                                                                                                              • -

閉館のお知らせ 無断引用


 天文博物館五島プラネタリウムは平成13年3月をもって閉館させていただくことにな りました。  当館は、天文知識の普及と教育・学術ならびに文化の発展に寄与することを目的とし て昭和32年4月に開館し、プラネタリウム投影・天文資料の展示等の事業を開始し今日 に至っています。  プラネタリウム投影においては子供から大人まで幅広い層を対象に、時々の天文現象 を話題とした一般投影を行うほか、各学年層に応じた解説を行う学校投影、幼児の情操 教育に力を入れた幼稚園アワ−等を実施してきました。  展示等については、シ−ロスタット(太陽望遠鏡)による太陽観察、各種パネルによ る解説や写真展等を開催し、また、天文に関心を持つ人たちの集いの場として「星の会」 を運営するほか、高校生以上の天文愛好家や学校の教師を対象とした夏期天文講座の開 講、更に館外活動として月一度の観望会、或いは天文施設の見学会等を随時開催するな ど種々天文普及活動に努めてきました。  これらの事業を行う一方、小学校教諭星座指導講習会を実施するとともに、全国各地 のプラネタリウム館開館に伴う解説員研修養成、各大学からの博物館学芸員の資格取得 のための実務実習生の受け入れ等積極的に人材の育成にも努めてきました。その様な中 で当館の掲げてきた「天文知識の普及に努める」という精神が受け継がれてきていると 考えております。
 しかしながら、この間当館をとりまく事業環境も大きく変化し、全国各地に同様の施 設が多数開設するようになり、現在では地方自治体等が運営するプラネタリウムを備え た施設は東京だけで30数館にもなり、それら施設は科学館・教育センタ−等としてプ ラネタリウムのみならず、図書館・会議室等を備えた多目的施設で料金も低額の利用し 易いものとなっています。

 このようにプラネタリウム施設が普及してきた背景には、戦後いち早くプラネタリウ ム投影機を導入し、公開してきた当館の役割に大きなものがあったと考えられます。  事業の目的である天文知識の普及という面から見ればこれは大変喜ばしいことですが、 他館との競合更に娯楽施設等の多様化による入館者の減少で、ここ数年非常に厳しい状 況となっておりました。このような状況の中で、事業を継続することはこれ以上不可能 と判断し、平成13年3月をもって閉館するものです。