kiratei2003-02-16




マック値上げ


日本マクドナルドが3日値上げを発表。
ハンバーガー 59円 (据え置き)
チーズバーガー(79円)→120円と
フランクバーガー(75円)→150円

先日(つまりは値上げ前に)、チーズカツバーガー(単品250円)、ハンバーガー、チーズバーガーをすべて単品で頼んだら、税込みで407円だった。

う〜〜ん、手間賃は出るのだろうか?と考えていたら、
その矢先の 2003.02.03 に『値上げ』が発表された。

そもそも、単価が59円では、たとえその利益率が80%でも、利益金額は知れている。
それなのに、包装代を払い、店舗の家賃を払い、初期開店費用を払い、
たとえバイトであろうと従業員の給料を払わなければならない。

結局、バリューセットというセットメニューにて、利益金額を出そうとしたのだろう。

ちなみに、
ハンバーガーセット  360円(単品価格を引くと、301円)
チーズバーガーセット 400円(単品価格を引くと、321円)
チーズカツバーガー  550円(単品価格を引くと、300円)
ポテト (R)240円
ドリンク(R)180円

『薄利多売』という言葉があるが、多売にも限界はある。
単純に言えば、ひとつのカウンターで一時間にこなせる客の数は知れている。
値段が変わろうと、ダベりに来た客の平均居すわり時間は変わってはいまいし、
低価格化で、ダベりに来る客の数は、恐らくは増えたであろう。

一方、280円路線を打ち出した牛丼チェーン店では、
『ダベり客』というのは、基本的には存在しない。
せいぜい、お茶を一杯余計に飲んで、カウンターから立ち去っていく。
どちらかというと、
「さっときて、素早く頼んで、かっこんで、代金をおいてさっそうとカウンターを後にする」
というスタイルを美学と客はしているのではないだろうか?。

商売の企画では、ぜったいに『採算』ということが事前検討される。
ROI(対投資費用効果)が事前検討される。

もちろん、どの世界にも例外という存在はあり、
σ(^-^)の部門にも、約1名、採算など考えず企画を始める課長がおり
(ここにこのように登場するということは、この方によりσ(-_-)は多大な被害/迷惑を被っているということなのであるが……)、
他にもROIというものが『始めてしまったから』という理由でか、
いつのまにか無視されてしまっている数億円級(!)の企画もある)

逆に言えば、企画提案するときにはROIの算出が必須である。

もちろん、ある程度は逃げ道があり、投下費用に上限を設定出来る場合は、
『これはビジネス企画ではなく、あくまでPR企画です』という場合もある。

単純業務をアウトソーシングする場合も同様である。
……なかには、複雑業務を企画立案ごと、丸投げしてしまう/してくる大莫迦野郎な管理職もいるが……

σ(-_-)がやるよりも、代価を払って、社外に業務委託してしまったほうが、結果として対費用効果がよいから