kiratei2004-07-17

倒叙推理小説


 
 
倒叙式推理モノ

誰が犯人かではなく、
最初から読者/視聴者には誰が犯人かはわかっており、
警察/探偵に視点を置き、事件が解決していく様子……
……というより、犯人が……多くは探偵側とのやりとりにおいて……ミスをし、
犯行が追い詰められていく様子を描くパターンの作品。

この代表作では、「警部コロンボ」「刑事コロンボ」(ちなみに正確にはコロンボは『警部補』です)、
「警部補 古畑任三郎」(第二シリーズ以降では、単に「古畑任三郎」)というところか。

本当は、『警部』はだいたい課長さん、『警部補』は係長さん。
巡査 → 巡査長 → 巡査部長 → 警部補 → 警部 → 警視正 → 警視長 → 警視監 → 警視総監
ちなみに、いわゆるキャリア組には、昇進試験はありません。
踊る大捜査線で真下くん(現 警視! )が試験勉強をしているのは間違い。

また、東京都だけは、『東京都警察本部』ではなくて『警視庁』である。

映像化するにあたり、怪しげな容疑者を複数登場させる必要がなく、
犯人、犠牲者、探偵役、その他という最低人数で事が出来るために
舞台やTVドラマシリーズでは多用される。

よく混同されるが、「叙述モノ」/「叙述トリック」はまったくの別物。

画像は、大坂出張で喰いのがした『たこ焼き』!……ではなくて……。