「 症状 からすると、
…… ウチ の ラボ から 漏れた ヤツ ではない …… 」
と、呟いたら、
周りじゅうから突っ込まれる。
発熱外来 に
『 咳 』ということなので、と、
発熱外来に回される。
『 発熱外来 』と言っても、
駐車場に、椅子が並べてあるだけ。
寒風吹きすさび、小雨さえ降る中、
そこで座って待つ。
やっと、診療時間になり、
医師 が 駐車場に出てきて、
体温 と 血中酸素濃度 を 計測。
「 熱はないということで、
『 インフル検査 』は、今日は止めときましょう。」
鼻の奥と、喉の奥に、それぞれ色の違う綿棒を突っ込まれる。
そうか、昨夜、いろいろ突っ込まれたのは、
この前哨戦だったのか。
わたしてっきり、もう綿棒に薬剤か何か塗られていて、と思っていたのですが、
…… しばし、待ち。
結果、どちらも 『 陰性 』 。
なので、どちらでもいいようにと、
『 抗ウィルス薬 』と、
溶連菌用の『抗生物質』の両方を処方される。
「が、効いたら、ウィルスだったのでしょうし、
が、効いたら溶連菌だったのでしょう。」
って、両方服用するのだから、
区別つくわけないじゃん。