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大陸中央部への侵出を列強と争うとはしなかったため、
列強各国により 『 蓋をされた 』と言われた公国であった。
しかし、列強が入り乱れる中央部には手を出さず、その時間をいっぽう大陸東端部を統一に費やし
後顧の憂いを排除したのは慧眼であったとも言われる。
公国は、さらなる海軍の整備に着手したのである。
当初、艦級が示す通り、7隻の建造が予定されていたが、
大陸大戦の勃発により
『 白龍 』 『 蒼龍 』 『 翠龍 』 『 黒龍 』 の四隻で建造は打ち切られ、
より大型拡大級の 『 大龍 』 級の建造へと移行した。
しかし、両用砲や艦橋を始め船体の基本設計も含めて、
その多くの機材はそのまま流用されたため、
『 大龍 』 級の三隻を後期 『 虹龍 』 級と呼称する場合もある。