☆☆☆


「相手はカーチスだ!、あと15ノットほど欲しいんだ。」
「カーチスか ……… 、懐かしいな。」
「 どうだい?。」
「 こりゃ フォルゴーレ じゃねえか?!」
「 出所は聞くな。
 1927年のシュナイダー・カップで、
 こいつを付けたイタリア艇はカーチスに負けたんだ。
 だが こいつのせいじゃない!。
 メカニックがヘボだったからだ!。」
「 フフフフ ……。」
「 血が騒ぐなあ。」
「 デリケート に チューンするなよ、レースじゃねえんだからな。」
「 そういうのをな、亜細亜ぢゃぁ “ 仏陀 に 教え を 説く ” っていうんだよ。」





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