春眠咆哮暁

 

f:id:kiratei:20210329203949j:plain:w300  


「 閣僚に出す
  「 お茶が薄い 」
    「 段取り悪い 」!。」

  同僚の右腕つかんで
    室外へ連れ出し軽傷負わす

秀吉 が 近江長浜城主だった頃、
  鷹狩の途中に在る寺を訪れた。

「 羽柴筑前じゃ、茶 を 所望致したい 」

小僧が持ってきた大きな茶碗には、
ぬるめの茶がはいっていた。

鷹狩で喉が渇ききっていたので、秀吉は一気に飲みきった。


「 小気味よし! さらに一服所望じゃ 」


二杯目の茶碗は前に比べると小さめで、
  湯はやや熱めで 量は半分くらいであった。

秀吉はそれを飲み干し、もう一服を命じた。


三杯目 の 茶碗 は 高価な 小茶碗 で、
  湯 は 舌 が焼けるほど熱く、
    量 は ほんの僅か であった。

これから、お湯、沸かします。


まだ、湧いてないけど、ま、いいかぁ~~。

 もうちょっとで、沸くのに …… !。

  やっと沸いたので、
   やっと、ちゃんとした お茶 が 入れられるぞ!。